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「ゾボー・バンド」111年ぶりに復活

 
山陽女子高校では、111年ぶりに「ゾボー・バンド」を復活させます。


「ゾボー・バンド」とは、「ゾボー」と呼ばれる吹奏楽器に模した楽器を使った楽団で、19世紀末〜20世紀初頭にアメリカで流行しました。

「ゾボー」は、現在、「カズー」という名前で自分の声で音を出す玩具的な楽器として知られています。

1902年、旧制第六高等学校(現在の岡山大学)で英語教師であったエドワード・ガントレットが、当時居住していた三友寺(岡山市中区門田屋敷)近くの山陽高等女学校(現山陽女子中学校・高等学校)を拠点に、妻のガントレット恒子(山陽高等女学校教師)、上代淑(山陽高等女学校教頭)、山田耕筰(エドワードガントレットの義弟、後に著名な作曲家)、古橋柳太郎(キリスト者、後に後楽園スタヂアムなどの設計を手掛ける)らで結成されました。

しかし、ゾボーバンドの流行は一時的なもので、日本でもほとんど普及しませんでした。(岡山で活動した者以外の記録は未発見)


20世紀初頭という、西洋音楽黎明期に音を出すのに特別な技術が不要な「ゾボー」を使って楽団を結成し、また、ゾボーバンド結成した頃、山田耕筰は義兄エドワードガントレットから音楽の手ほどきを受けたことを考えると、現代的にも非常に意義深い活動と考えられます。

以上のことから、この忘れられた「ゾボー」を使った楽団を山陽女子中学校・高校の生徒・教師で復活させることにしました。

メンバーは、山陽女子高校編集部の部員13名と顧問の教師1名、合計14名。ゾボーの他、ギター、キーボード、おもちゃのパーカッションなどで構成されます。

演奏は、9月7日(土)9:30〜 山陽女子中学校・高等学校文化祭で披露した後、音源を動画サイト「You tube」にアップします。111年ぶりに復活するゾボーバンドにご期待ください。

今回取り寄せたアメリカ製の「ゾボー」

| sanyojoshi | おしらせ | comments(2) | - | - | - |
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Comment
2013/10/16 5:08 AM posted by: Ж
科学と学習の付録にあったな、30年前
2014/07/06 5:32 PM posted by: 市川啓子
ガントレット恒子について短文を書いております。自伝に出てくる「ゾボー」という楽器について調べていて、このサイトを発見しました。
原綴り、入手方法等々ご教示いただければ幸いです。
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