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フォーカス進路達成2012 関西大学社会学部

ymt01.jpg4月から関西大学社会学部に入学予定の特別進学コース、大和美緒さん(邑久中学校卒)にお話しを聞きました。

―どのようにして大学選びをしましたか?
私は中学生の頃、将来のことなど特に考えていませんでした。ただ漠然と普通科の高校に行って、なんとなく大学に行って、無理なら就職して・・・。でも、入った部活動が私を変えました。

―部活動?
放送部と編集部に入ったんです。3年間の活動の中で本当に色々なものを見せていただきました。

―例えば?
放送部では10年以上続いているハンセン病問題啓発活動で、長島を何度も訪ねました。カウラ事件についても当時の関係者に何度も取材をして問題の本質に迫りました。編集部では、一昨年は口蹄疫問題に揺れる宮崎、昨年は原発事故で混乱した福島を訪問しました。その中でも一番印象に残っているのは、昨年、宮城県気仙沼市の被災地の方々を訪問したことです。これらの活動を通して、社会にある問題を自分の足と目で見て、それを解釈し、発信する必要性を学びました。こういう活動を通じて、高校を卒業したら、社会学というもっと専門的なことを勉強していきたいな・・と。

ymt03.jpg気仙沼にて(2011年7月)
―顧問の先生の影響も大きいとか?
そうです。放送部と編集部の顧問の先生は大学で社会学を学ばれた専門家でした。高校一年の秋、先生との何気ない会話の中で「社会のしくみをもっと知りたい。」と話しました。当時の私は成績も良くなく、先生から軽くあしらわれてしまうかと思っていたのですが、全然そのようなことはなく、全力で背中を押してくれました。

ymt04.jpg―志望校に入るためにがんばったことは?
志望校には推薦入試で入ろうと考えていたので、自分の見たことを文章にするトレーニングを重ねてきました。特に、高校三年に入ってから、今まで活動した資料のファイルを整理して、自分の軌跡を文字にする、ということを繰り返す毎日になりました。

―分厚いファイルですね
私の3年間のすべてです(笑)。今でも、ページをめくるとそのときのことが頭に浮かびます。

―これだけ頑張っていたのだから楽々合格だったのですよね?
いやいや、そんなことありません。合格した大学の他にも何校か受験したのですがすべて失敗しました。不合格通知をもらうたびに、私のやってきたことが全否定されたような気持ちになって落ち込みましたよ。このとき、担任や顧問の先生に救われました。


―頼りになる先生方ですね。
はい。まず担任の先生。二人いらっしゃるのですが、一人は、国語の先生で、志望理由書や小論文を客観的に添削していただきました。授業の合間に私のための時間を作ってくださいました。もう一人は特別進学コース主任の先生です。徹底した厳しい面接指導で鍛えられました。もう当時は「鬼」だと思いましたよ(笑)。40項目以上ある想定質問集を提示され、「これ、明日まで完璧に考えてきて。」とサラっと言われるんですよ。本当に厳しい面接練習でした。でも、先生は質問を考えた上に、私の答えが適切かどうかまでを翌日までに考えているんですよ。今から考えるとこれって私より大変な作業かも。
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―そうですよね。
担任の先生には感謝してもし尽くせません。あと精神的な支えになったのが顧問の先生です。この紙を見てください。

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 ―ずいぶん折り目の入った紙ですね。
「人間、下から這い上がれたときに本当に強くなれます。気持ちを切り替えて頑張ろう。俺も合格するまで面倒みます。」って書いてあります。これは、絶対に合格すると思っていた大学に落ちた時に顧問の先生からいただいた手紙なんです。このとき、先生は別のお仕事で忙しくて私の話をゆっくり聞いてくださる時間がとれませんでした。そのとき、廊下ですれ違いざまにこの紙を渡されました。

―なんかドラマチックですね(笑)
はい。でもこの手紙は私のお守りになりました。勉強で苦しい時、自信をなくしたときはいつもこの手紙を読みなおしました。合格した大学の受験のときも直前まで握りしめてたんですよ。

―本当に色々な先生方に支えられたのですね。では、話は変わりますが、どのような大学生活を送りたいですか?
高校での体験をもっと専門的に進めたいです。本からだけでなく、フィールドワークなど「足で稼いだ」勉強を心がけたいですね。

―とっても前向きな話を聞くことができ、ありがとうございました。4月からがんばってください。
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